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今高校生だったらさぞ楽しかろう、宅録とマッカートニーさんの事/McCartney II

妻に加齢臭を指摘され、ボディソープを「MARO」に変えたイーゴンです。人間は、日々老いてゆく、肉袋(川柳)。

さて、そんなMAROな私にも高校生の時代がありまして、その頃に熱中していたのが「宅録」です。これは「自宅録音」の略語なのでしょう。
正確に言うと、「多重録音」にハマっていて、1本のカセットテープに複数の音を重ねて録音できる「MTR(マルチ・トラック・レコーダー)」というカセットレコーダーを手に入れて、自分で演奏したギターやキーボードなどの音を重ね録りして音楽を作っていました。このMTRに加えて、YAMAHAの「QY8」っていうシーケンサーという打ち込みの機械や、サンプラー、リズムマシン、シンセサイザーなどを駆使して、言わば一人でバンドのような事をしておりました。今みたいに、インターネットとか無かったので、作った音源を公開する環境もなかったわけです。友達に聞かせたりするくらいでした。
当時はBECKとかが出てきたころで、「ローファイ」という言葉もあったりして、私もそういったDIYなカルチャーに影響を受けた世代でしたのでね。好きだったんですよ、こういうの。Tシャツ作ったり、ポラロイドカメラで写真とったりね、そういう感じですよ。

少し大人になって、MACとか買うと、そういう趣味もデジタル化してゆくわけで、宅録もパソコンの中で編集したりできるようになりました。映像とかも付けちゃったりしてね。でもまだYOUTUBEとかも無かったから、やはり行き場はなかったですがね。CDRに焼いてね、友達に配ったりね。そんな感じでした。楽しかったですよ。

そんなこんなで、大人になりまして、宅録とかしなくなりましたし、DIYな創作活動もしなくなって随分と経ちます。

この間の年末、クリスマス時期のことです。なんか季節感出して、娘にクリスマスソングとか聴かせてみるか、と思って、山下達郎をスルーして、ポール・マッカートニーの「Wonderful Christmas Time」を聴いてみたら、なんだかちょっと「普通じゃなさ」を感じて、そこからポール・マッカートニーが気になっちゃって、捜査を開始したわけですよ。

▼おなじみ、Wonderful Christmas Timeはこれ


さて、この「Wonderful Christmas Time」はいつごろ作られた曲なのか?1979年に発表したシングルで、マッカートニーさんが全部一人で演奏して録音したものだそうです。宅録ですね。イントロから聞こえるシンセサイザーの電子音とそのディレイ感から「新しい楽器との出会いの嬉しさ」のようなものがとても伝わります。今聞くとチープな印象を受けるかもしれませんが、私には1周回って新鮮に感じたわけです。この曲、毎朝会社に行く車の中で聴いてたりします。もうクリスマスソングとして聴いてないです。

この「Wonderful Christmas Time」のリリースが1979年。その翌年1980年にマッカートニーさんは日本で大麻不法所持で逮捕され、同年1980年に発表されたのが「McCartney II」というソロアルバム。これだ↓
mccartney2_reissue.jpg

この「McCartney II」も、一人で宅録して作ったアルバムだそうです。ジャケットの写真もどう見ても自撮り。手作り感がにじみ出ちゃってますね。内容も、さっきの「Wonderful Christmas Time」のように、シンセサイザーをつかった打ち込みテクノポップのような事をやってます。時代はちょうどYMOが世界に衝撃をあたえた頃。マッカートニーさんからYMOへのアンサーアルバムではないか?と言われているとかいないとか。
その傾向が顕著なのがこの2曲

▼「Temporary Secretary」


やばくない?この感じ(伝わってるかな?)。

▼あとこれ、「Frozen Jap」。


▼これはリマスター版のボーナストラックに入ってる「チェック・マイ・マシーン」。ダブっぽいような。



いいですね。このローテクな感じが非常に気に入っています。
マッカートニーさんが楽しんでる様子が伝わりますね。

音楽って自分で作れるのか!って、高校生の時に感じた新鮮な驚きを、あらためて感じた「McCartney II」のお話でした。

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